看護師の就職先の1つに大学病院がある。この大学病院の主な特徴としては、一般病院と比べて施設の規模が大きく、先進的な医療に携われるという点が挙げられる。それらを踏まえ、以下では具体的にどのようなメリットがあるのかを述べていきたい。
1つ目は、専門的な知識が身につくことだ。大学病院は医療機関であると同時に教育機関でもある。研修会や勉強会が頻繁に実施され、そこで専門的な知識や技術を深く学ぶことができる。特に大学病院は、治療困難な患者を受け入れるケースが多く、珍しい症例に遭遇することも少なくない。そんな環境下で学び続ければ、おのずと高度な専門的なスキルが身につくはずだ。
2つ目は、先進的な医療に触れられることだ。大学病院では、一般病院では対応できない難しい病気の治療にあたるため、最新の治療法や機器が取り入れられている。常に新しい医療に触れる機会があるため、看護師もさまざまなシーンに役立つ経験を積むことが可能になる。
3つ目は、福利厚生が充実していることだ。特に国公立の大学病院で働く看護師の扱いは公務員扱いとなるため、年収は年々上がり、ボーナスや退職金、休暇制度など福利厚生の面で手厚い待遇を受けられる傾向にある。ただ、私立大学付属の大学病院の場合、病院によって待遇が異なるため注意が必要だ。
4つ目は、転職に有利なことだ。大学病院は、先進医療に関わったり、3次救急まで対応したりと、一般病院ではできないさまざまな経験を積める場所だ。そんな高度な経験を積んだ看護師は喉から手が出るほど欲しい人材であり、当然、転職活動の際には高く評価されやすくなる。より好条件で採用してもらえるケースも出てくるだろう。
このように、大学病院には特徴的なポイントがいくつか存在する。もし現場で活躍したい気持ちがあるなら、大学病院で働くメリット・デメリット、適正をさらに深くリサーチしておくのが賢明だ。
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